Magic Leap 2とその他のVR、パススルーVR機器との違い
Magic Leap 2:
AR (拡張現実)
AR (拡張現実)
VR (仮想現実)
パススルーVR
概要
現実環境に居ながらデジタルコンテンツを没入感をもって体感できるARデバイス。ビジネス向けに特化して設計されたMagic Leap 2は、オープンプラットフォームと業界をリードする技術・機能を備え、変革的なエンタープライズソリューションの実行を可能に。
ユーザーを完全に現実の環境から切り離し、デジタル世界への没入体験を提供。
ヘッドセットに外向きのカメラを統合することで、拡張現実を再現。周囲の映像とレンダリングされたデジタルコンテンツを組み合わせることで、パススルーはユーザーの現実世界に対する認識とつながりを限定的に提供。
没入感と視覚体験
優れた没入感を実現。透明なレンズを通じて現実世界を遅延なしに直接見ることが可能。デジタルコンテンツは、適切な位置とタイミングでユーザーの視野に違和感なく統合。
現実世界からは完全に遮断された没入感をもたらすが、ユーザーは外界を視認することが不可能。
現実世界はカメラを介してデジタル化されて表示、遅延や歪みが発生しやすい。
画面酔いやVR酔い
発生しない
発生する
発生する
ユーザーの適応のしやすさ
現実世界が見えたまま遅延もない為、即時適応
適応に時間が必要
適応に時間を要し、遅延や視覚的な歪みの問題が持続的に発生
協調作業
Magic Leap 2デバイス間、または異なるプラットフォーム間で完全に協調的な遠隔体験や共同体験が可能
現実世界から切り離されたデジタルのみの共同体験は非現実的であり、制約的
ユーザー環境の完全なデジタル化が行われてしまうため、限定的
現実世界とのインタラクティブ性
高
無
歪みと遅延により限定的
空間マッピング
持続的な空間マッピングが可能
シミュレーション済みの、あるいは記録された空間のみ
シミュレーション済みの、あるいは記録された空間のみ
ターゲット産業とユースケース
エンタープライズ向けであり、現在、製造業、ヘルスケア、公共部門/政府、建築、エンジニアリング、建設 (AEC)、小売業などにおいて、様々なケースで利用中
主に消費者向けであり、エンターテイメント、教育、および限定的な商業用途がメイン
主に消費者向けであり、エンターテイメント、教育、および限定的な商業用途がメイン
動作環境
屋内と、外に隣接した空間
屋内のみ
主に屋内のみであり、屋外では機能に制限
エルゴノミクスと携帯性
ヘッドセットは260gと軽量、長時間の日常使用に適する。不快感、疲労、眼精疲労を最小限に抑えるためにエルゴノミクスに基づいて設計され、持ち運びが容易。
限定的な移動範囲と装着性
限定的な移動範囲と装着性
開発のしやすさ
制約のないオープンプラットフォーム
Android、Open XR、WebXR、Arbor XR、Unreal engine、Unityなど
Android、Open XR、WebXR、Arbor XR、Unreal engine、Unityなど
入手可能なデバイス
Magic Leap 2
Oculus Quest 2 | HTC Vive Cosmos | Oculus Rift S | HTC Vive Pro | Varjo VR-3
Meta Quest Pro | Varjo
Magic Leap 2 製品概要
ディミング (遮光) 機能
120Hzで動作するグローバルとセグメンテッドディミング
OS
Magic Leap OS / Android オープンソース プロジェクト (AOSP) ベース
視野角 (FOV)
対角70°
計算性能
Magic Leap 1の3倍のパフォーマンス
メモリ (RAM)
16GB LPDDR5
ストレージ
256GB
重量
260g
Bluetooth
5.1
Wifi
Wifi 6
メインカメラ画素数
12.6MP
インサートレンズ
+3Dから-9.5D
ビューボリューム
37cmから無限遠
空間オーディオ
2つの内蔵スピーカー / 4つの内蔵マイク
使用時間
3.5時間
Magic Leap 2 スペック詳細
デバイス
OS
Magic Leap OS / Android オープンソース プロジェクト (AOSP) ベース
視野角 (FOV)
44.6 x 53.6 x 70°
ARディスプレイ
- 解像度: 1440 x 1760 ピクセル
- リフレッシュレート: 120 Hz
- 輝度: 20 - 2000 nits
- ビューボリューム: 37cmから無限遠
Compute Processor
CPU
GPU
- AMD 7nm Quad-core Zen 2 X86 core (8スレッド)
- 14コア コンピュータビジョン プロセスエンジン (CVIP)
- 最大周波数: 2.4 GHz
- キャッシュサイズ: 512kB L2 per core and 4MB total L3 キャッシュ
GPU
- AMD RDNA 2
- 2 RB+ (Render Backends)
- 最大周波数: 1.1 GHz (capped)
メインカメラ
- 12.6MP、オートフォーカス、カラー
- 4K (30fps) | 1080p HD (60fps) ビデオ撮影
モデル
シングルモデル
センサー
- 3つの広角のワールドカメラ
- 深度カメラ
- カラーカメラ
- 環境光センサー
- 4つのアイトラッキングカメラ
慣性センサー
- 4つのIMU
- 3軸加速度センサー & ジャイロセンサー
- 2つの3軸磁力センサー
- 2つの高度計
セキュリティ
- WPA3
- AMD プラットフォーム セキュリティ プロセッサー
- TMR
- x86 と CVIP を隔てるセキュリティフェンス
追加の入力方法
アイトラッキング
- 高精度の視線検出 (90 fps)
- 片目につき2つのカメラ
音声入力
- OS標準の音声コマンド
- アプリごとのカスタム音声コマンド
- Text-To-Speech
キーボード
- 多言語対応のソフトウェアキーボード
- Bluetooth キーボード・マウス対応
- USB キーボード・マウス対応
ジェスチャー認識・ハンドトラッキング
- 60 FPS
- ハンドインプットAPIの提供
- OS標準のホーム / キャプチャー専用ジェスチャ
- 23個のキーポイント
コントローラ
サイズ
127 x 62 x 61mm
重量
135g
トラッキング
高精度の6DoF光学トラッキング
ハプティクス
振動フィードバック
トラックパッド
タッチセンサー式